
観光通訳の仕事・資格
年齢や性別に関係なく続けられる専門職。
外国人観光客の日本での目となり、耳となり活躍する、いわば民間の外交官。
仕事内容
外国人観光客のガイド役で、個人客から時には20人〜30人の団体客相手までさまざまである。
また最近は、東京都内、日光、京都など代表的コースだけではなく、従来あまり外国人が行かなかった地方都市へのツアーに随行することも多くなった。
通訳とはいえ、ツアーコンダクターのような側面もある。
空港やホテルへの出迎え、見送り、ホテルのチェックイン、チェックアウト、ツアー中の時間割や団体管理、買物のアドバイス等々、サービス精神がないとつとまらない。
土・日曜のガイド、時には夜の観光コースにつきそうこともあり、時間的に不規則である。
名所旧跡の知識は当然として、あらゆる質問に答えられるだけの広い知識と経験が必要だ。
統計データ等資料を持参するものの、それだけではカバーできない場合もある。
資格と就職
通訳案内業の国家試験に合格し、都道府県に届け出て知事の免許を受けることが必要。
試験は英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、朝鮮語の9ヶ国語の中から1ヶ国語を選んで受験、年1回行われる。
1次〜3次試験まであり、1次が筆記、2次が会話、3次が日本地理、歴史、文化、経済、政治などについての一般常識。
合格率5.5%(平成14年度)という難関である。
独学で合格するのは難しく、合格者の多くが専門学校で学んだ潅験を持っている。
観光通訳の就業形態としては、主に
- (1)旅行会社などへ就職する、
- (2)旅行代理店などの専属ガイド、
- (3)フリーのガイド
の3タイプがある。
社団法人日本観光通訳協会や協同組合全日本通訳案内業者連盟に加入すると、職業紹介及び業務研修の機会がある。
また、フリーの場合は翻訳、通訳の仕事などを兼ねている人もいる。
収入
ガイドが社員の場合は、所属する会社の給与となる。
フリーの場合は自由契約料金なので、相手との交渉しだい。
時間や内容によってかなり差があるが、1日でおよそ2万〜3万円くらい。
日本観光通訳協会の会員はキャリアなどがらA B Cの3段階に分けられ、旅行代理店等は、それにより料金を決めることが多い。
ガイド料は言語の種類や仕事内容によって異なり、宿泊費、食事代、交通費などの実費は別送客が負担する。
将来性
様々な経済変動に左右され厳しい状況にあるものの、国際化がますます進む今日、新しい型の意欲あるガイドは今まで以上に必要になると思われる。
年齢や性別に制限はないが、近年においての女性の進出には目ざましいものがある。
問合せ
国家試験について − 国際観光振興会
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