
住宅・住環境・建設の仕事・資格への関心が高まる
快適な住環境への関心が高まる
住環境の仕事は幅広く、奥も深い。
広くは都市のデザインから設計・建築、インテリア、エクステリア、さらにリフォームなど。
建築現場もふくめて、それぞれの分野で女性の活躍が見られ、住宅関連の仕事への進出は目ざましい。
21世紀のキーワードは「環境」と「高齢社会」といわれるが、住環境におけるテーマでもそれは全く合致する。
バリアフリーを合言葉に高齢者向け住宅の開発、リフォーム方法の研究が進められている。
平成11年5月より、新しく「福祉住環境コーディネーター検定試験」が行われたが、これもまさに時代を反映した試みといえるだろう。
また都市計画やマンション建設、エクステリア(住まいの外観)に、積極的に緑とうるおいを取り入れる動きもさかんである。
また効率がよく、快適な空間によって生産性や活動性が高まるという考えから、人にやさしいオフィスづくりも行われている。
アトリウム(中庭)を取り込んだビルの造りは、樹木や水、光などを取り入れ、気分転換や意識の切り換えがしやすい環境を整えている。
旧通産省産業政策局は、住宅関連分野の今後の課題として、
- (1)住宅面積の拡大、可変住宅(間取りの変更が可能な住宅)、健康への配慮、地下空間や室外空間の活用、収納の高度化、高齢者への配慮といった新たなニーズに対応する住宅産業、
- (2)住宅のストック化の進展、リフォーム対象となる築後15〜20年の住宅戸数の増大によるリフォームニーズに応じた住宅リフォーム産業、
- (3)住宅面積の拡大に対応した家具・インテリア、家電機器や新たな社会ニーズに対応した住宅関連機器に関する産業、
などをあげており、ここからも21世紀の未来における住宅産業の異体的な姿が浮かび上がってくる。
独自の生活感覚を生かせる業界
バブル経済崩壊後も積極的な採用を続けていた住宅関連会社も、1999年4月の新卒採用で一斉に抑制傾向に踏み切った。
住宅関連企業が各社とも低迷気味の中、インテリア業界でとりわけ女性の活躍が目立っている。
一番の要素は、やはり住空間へのこだわりではないだろうか。
自分の生活感覚から湧き出てくる素朴な疑問や問題意識は、そのまま現場で生きてくる。
インテリア業界でいい仕事ができるのは30代以降といわれるが、必要とされる仕事センスを考えるとうなづける。
インテリアや建築業界の資格を取得し経験を積むことができれば一生涯続けることができるのも、この仕事の魅力のようである。
また、住宅空間づくりはチームワークの所産ともいえる。
建築家やディベロッパー、現場で働く人たちとのコミュニケーション能力が問われる。
リフォーム需要は伸びる傾向にあるので、業界では、ソフト、ハードの両面に強い、マルチな人材が求められている。
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